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弘法の清水

説明
急勾配の親坂は、人にも牛にも試練の道でした。牛方宿まであとわずかの所で一腹の休憩。流れ落ちる沢の甘露水を口に含んだ時、人も牛もどれほどありがったかったか、言う由もありません。二つ並ぶ石船の一つは人用に、もう一つは牛用にとも言われています。流れ落ちる沢に向かって左手上方から弘法大師の石仏が街道を見下ろし、旅人を見守ってくれています。滑りやすい道ですので、足元にご注意ください。