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千国の庄史料館と千国番所跡

説明
小谷三宿のひとつに数えられる千国宿は、明治の初めまで松本藩の口止め番所が置かれた街道の要となったところです。もとの番所があった場所は道を挟んだ反対側だったのですが、当時の番所の様子を再現した建物が残され、この地にあった旧名主の古民家を移築した史料館にも多くの展示品があり、昔の生活を偲ぶことができます。その昔、緩やかな傾斜の街道沿いには盆暮れに市が立ち、近郷近在の民百姓が集まり賑わったと伝えられています。この口止め番所の一番の目的は、運ばれる荷物に課せられる税を徴収する事にあり、特に塩は塩カマス一つから京桝三升二合の運上塩を物納させたと言われています。
毎週火曜日および冬期休館。