作品選択のアイコン

牛方宿

説明
左手に北アルプスを望み、杉木立の道を半時も歩けば沓掛に到着します。古代からの道筋で間の宿の役割を果たしていたのが沓掛です。この千国街道に現存する唯一の牛方宿があり、長野県の県宝に指定されています。牛方と牛が一つ屋根の下に泊まれるようになっており、牛舎に入れられた牛の様子を向かいの高処に床をとった牛方が眺められるようになっていました。牛も牛方も一時の疲れをいやした場所です。館内に展示されている道具類や展示品を眺めながら、往時を偲んで下さい。また、ここには街道に唯一残る塩蔵が、北の大網宿から移築されています。茅葺宿や棚田など、日本の原風景ともいえる景色の先には日本百名山の雨飾山や火打岳が望めます。
毎週火曜日および冬期休館。